勝手に書籍紹介

ファクトフルネス

こんにちは、開発の0009です。
今回は、最近読んだ本を紹介いたします。
「FACTFULNESS-ファクトフルネス-10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」@ハンス・ロスリングら(上杉周作, 関美和 翻訳)です。

本書は、問題解決のためのデータ解析時に陥りやすい、”思い込み”についての本です。
サブタイトルの通り、10の思い込みとそれの乗り越え方が紹介されています。
データ解析の本では”ない”ところがポイントです。
データ解析のモチベーションを維持するためのノウハウが得られます。

素敵なことに、目次を眺めただけでも早速役に立ちます。
どうでしょう、思い当たることがあるのではないでしょうか。(私は思い当たることだらけでした。)

イントロダクション
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章  ファクトフルネスを実践しよう
おわりに
付録
脚注
出典

各章では、著者の苦い失敗談から始まり、乗り越えるために行った試行錯誤が語られます。
紹介される乗り越え方は、ちょっとした発想の転換や工夫であったりします。
ですので、落ち着いて本書を読んでいる時には、大したことが書いてあるようには思えないかもしれません。
ですが、おそらく困難な状況に陥っている最中には、ちょうどいいアドバイスになるように感じました。

特に感銘を受けたのが次の2つです。
・分断本能 : 2つに分けて評価すると、2つの間にある示唆に富んだデータを見落とすことがある。
・直線本能 : 問題発生初期は悪いデータばかりが積みあがるが、いつかは出尽くす。

時として、開発の仕事は謎の不具合との終わりの見えない格闘になります。
一方、本書で示されるのは、データを元に冷静に見てみることで意外と悪くなっていない世界の姿です。
本書から私は、謎の不具合に立ち向かっていく後押しを得ました。
片付けられれば、謎の不具合も気持ちがいいものですよ!