本社も移転しました

  1. お知らせ

2023年3月に「豊田支店が移転しました」という記事を書かせて頂きましたが、今回2024年7月1日付で東京本社も新オフィスに移転しました。
支店移転に引き続きプロジェクトのリーダーを任せて頂きましたので、この場をお借りしてどのようにプロジェクトが進んでいったのかご紹介させて頂きます。

移転プロジェクトの目的

支店移転の際と目的は同じで「オフィス移転により快適性を高めると共に、協働しやすいオフィス環境を構築すること」がありました。
東京本社ではエンジニア・セールス・コンサルタント・コーポレート…と様々な仕事に携わる人々が集う場所のため、支店以上に色々な検討・調整が必要になります。
このためプロジェクトの開始タイミングで各本部より担当者を選出頂き、月1回ペースで打合せをしながら進めてゆくことにしました。
最終的に物件探しから実際の引越しまで約1年3ヵ月という比較的長期のプロジェクトだったのではないでしょうか。
支店移転の際と同様にタイムラインで振り返ってゆきます。

どのようにプロジェクトが進んで行ったのか

支店移転の際と大きく異なるのは「物件探し」のフェーズの時間が発生したことでしょうか。
一方で順調に意思決定がなされたこともあり、全体スケジュールを3ヵ月前倒しに!ということに…
当初は10月1日新オフィス開設を予定していましたが、結果的に7月1日開設という運びになりました。

ここからは細かな内容となりますので、最終的なオフィスを見たい方は「実際のオフィスお披露目」までスキップして頂けたらと思います。
(※どこかで移転プロジェクトを担当する方のお役に立つと幸いです…)

2023年3月:物件探し
支店移転直後から動き始めていた本プロジェクト。
お客様・社員にとっての交通の便や家賃相場など…豊洲や錦糸町も内覧に行きました。
結果的に総武線沿線に絞り、最終的に以前のオフィスから徒歩10分!というご近所(但し区は文京区から新宿区に変わりました)とご縁がありました。

2023年6月:設計開始
現在の入居ビルに決定。3つの業者様にお声かけし、概要設計を練るフェーズに入りました。
各本部より参加してくれているPRJメンバーの皆さんに社内の声を掬ってもらったり、オフィス見学に行ったり、と要件を調整してゆきました。

2023年10月:コンペ実施
それぞれの業者様と作成した設計案でコンペを実施。
多数決を取ったPRJメンバー、部長クラスで意見は真っ二つに分かれたのが印象的でした。

2023年11月:詳細設計・調整
ビル側工事業者様も含めての打ち合わせがスタート、設計を具現化してゆくための作業が始まりました。
設計も大変でしたが、それ以上に大変だったのがネットワークや電源回り。
空調の関係とフリーアドレス実現のために社内のデスクトップマシン(200台弱)を格納する部屋の調整など、情報システムグループメンバーは本当に大変でした…

2024年1月:予期せぬトラブル
「幹線ケーブルの納期未定」という恐ろしい事態…
結果的にビル側業者様のおかげで先行発注と入手ができ、工期には一切影響しませんでしたが、冷や汗ものでした。

2024年2月:初回設計FIX
最終費用承認。今回の施工工事では泣く泣くカットした部分も…
但し「成長するオフィス」として今後の業績見合いで深化させてゆこう、ということで承認頂きました。

2024年4月:着工
旧オフィスから徒歩10分という立地だったこともあり、施工中の新オフィスに足を運ぶ機会も多く、だんだんと形になってゆくオフィスをリアルタイムで見ることができたのは感慨深いものがありました。

2024年6月:引越作業
引越当日はプロジェクトメンバーと作業を行ったのですが、みなさんが率先して色々と対応して下さったので、予定時間前に終了する、というスムーズさでした。
特にデスクトップマシンの配線作業など、エンジニアのみなさんが丁寧に対応されたこともあり、ネットワーク系のトラブルがほぼ発生しなかったのは素晴らしいことではないかなと思っています。

実際のオフィスお披露目

エントランス
様々なエントランス案がありましたが、最終的には「豊田支店」と雰囲気を揃えたシンプルなデザインに。
お客様をゆったり広々とした空間でお迎えしたい、ということから通路幅などを広く取っています。


ミーティングルームは全部で6つ、1つは「xRルーム」としてお客様に当社のxR関連技術を体感頂ける専用ルームとなっています。

ここで少しだけ会議室名の裏話をさせてください。
PRJメンバーでどのような名称にするかを検討、最終的に社内アンケートで決定した会議室名は「番地形式(!)」
Aエリアの1番、2番、3番…という形で「A/1」「A/2」「A/3」と名付けられています。
更には各部屋の末尾には「MB」や「GB」と付けられているのですが、これは「ファイルサイズ」と「部屋の広さ」をリンクさせたものになっています。
(KB、MB、GB、TB…の4種類があります。お越しいただいた際はぜひ全部見つけてみてくださいね)
ラティスは3Dデータを軽量化する技術を持った会社ということもあり、ファイルサイズは非常に身近かつ大切なものです。
このようなところからも「ラティスらしさ」を感じて頂けたらうれしいなと思います。

執務エリア
広々としたフローリングと可動式のデスクが並ぶフリーアドレスエリア。

ライブラリー
天井まで届く大きな本棚があります。
解放感とゆるく仕切られた形、様々ななデスクがあることから、現時点で社員利用率が最も高いエリアになっています。

カフェスペース
ビルの柱をうまく活用したデザインになっていて、新オフィスでも目立つエリア。
照明の色も異なることもあり、オフィスにいるとは思えない雰囲気があります。
(個人的にはアーチ形の通路とグリーンがすごくいいな、と思っています)

オフィス全体の床面積も1.5倍になったこともあるのですが、全体的に明るく・広々とした室内に本社も生まれ変わりました。
まだ運用がスタートしたばかりでうまく行っていない部分や改善点もたくさんあるのですが、社員や会社と共にオフィスも成長してゆけたらいいな、と思っています。
たくさんのみなさんにお越し頂けることをお待ちしております!

Rico

2013年入社。コーポレート部門で色々やっている人です。

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