技術:お客様から見た“XVL”

  1. 技術

こんにちは。人事のきういです。
先日はお客様企業のユーザー様をお招きして、ラティス社員向けに講演していただきました。今回はその様子をご紹介します!

今回の講演会はオンライン参加の社員もいましたが、東京本社内でリアル参加も可能でした。

実は、このような形式で社内講演会を実施するのは、オフィス移転後初めて。
フリーアドレスエリアの一部を使い、イベント用に購入した大型モニターを配置したり、椅子をセミナー形式に並べたりして、多くの社員が参加できるように準備が進められました。

講演会のはじめの「ラティス社員のXVL愛を深める時間になれば」とのお言葉通りの、非常に充実した会となりました。

お話しいただいたこと

T社の概要や、業務を進める上での根本の考え方をご紹介いただいた後、XVLユーザーの多い工場での業務や困りごと、設計・製造技術・製造でのXVL活用や会社全体での3D活用、XVLに期待することなどをお話しいただきました。

細かい内容は講演会限定となるので、印象に残ったことをいくつか。

まず、業務上の考え方の中心には人間があることに驚きを受けました。
製造業では機械化が進められている、IT投資もじわじわ行われているので、機械・デジタル中心に業務が考えられているとばかり思っていました。ですがT社では、「あくまで働くのは人間。機械やIT技術はそれをサポートするもので、誰かの仕事を楽にできるから導入するのだ」という思想のもと、様々な効率化活動のひとつとしてXVLを活用しているんだそうです。AIの活用が模索される昨今ですが、このような考え方があるからこそ、「日本のものづくり」は高品質を保ち続けているのかな、と感じました。

実際、講演会の中で、とある効率化を実現できるXVL製品を、T社で使用しない理由は何か?との質問に対し「3Dで得られる情報以外に補足しないといけない情報が多く、XVL製品では完結できないので紙マニュアルで補足して、となると見落としの発生や業務の手間が増えると考えている。だから導入しないのだ」と答えられていました。実際の現場でどう使われるのか?を考えること・知ることが、お客様のニーズを満たすソフトウェア開発に繋がるんですね。

また、講演会では実際の業務データを用いたXVL製品の使用デモンストレーションも行われたのですが、会場のネットワークの都合上あまりスムーズなデモではなく、「いつもはもっとサクサク動いているんですよ!」とおっしゃられていたことも印象的でした。常日頃から、XVLの軽快な動作を便利に感じている方だからこそのお言葉だと思っています。

話しを聞く社員の様子は真剣そのもの。特にエンジニアの皆さんは普段はなかなかうかがい知ることのできないユーザーの嬉しさ・XVLに求めることを直接伺うことができるとあって大勢参加していました!

XVLの活用事例も多くご紹介いただく一方、「こんな業務にはこの3Dを使用しました」というお話しが出たときには空気が変わりました。なぜXVLでないのか?どのように使い分けているのか?といった疑問にも率直に答えていただけ、XVLに求めることやポジションを再確認することとなりました。

今回お話しいただいたT社では昨年度時点で約1万8000人にXVLを利用いただいているそうです。XVLがもっと使いやすくなって、3Dを身近にしてもらえればさらに現場に浸透しやすくなるのであっという間に利用者が10倍になる(!)と見込んでいる、ともおっしゃられていました。それだけXVLへの期待が高いこと、現場での業務改善意欲が高いことが伝わりました。

今回の講演会を通じて、お客様を通じた社会変革にラティスが確かに関わっているんだ!と実感するとともに、さらに性能を上げる・お客様の求める機能に近づける等してより良いソフトウェアやシステムを提供し続け、お客様とともに製造業DXをやり遂げる使命があると感じた社員も多いのではないかと思います。
新年度の始まりに、とても意欲高まる良いお話しを伺うことができました。

2015年中途入社。経理総務をやっているうちに、人に関わる仕事がしたいと思い人事になりました。
2021年生まれの男の子のやんちゃっぷりに手を焼きながら「働きやすい会社」ってなんだろうと考える日々です。

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