職務:コンサルタント社員の歩み

  1. コンサルタント仕事録

今回はコンサルタント社員のインタビューをご紹介します。
Kさんのこれまで・これからをたくさんお話ししていただきました!

お話ししてくれた人
T.Kさん:2014年の入社以来、コンサルタントとして様々な業務を担当。

ー技術や製造業に興味がある中で、なぜラティスや3DDXコンサルタントの業務が自分にマッチすると思ったのでしょうか。

大学時代は建築を学んでいましたが、課題制作の中で3Dで仕事をした方が効率が良いと感じていたため、3Dを中心に業務改善を提案するラティスの目指す姿と自分の考えがマッチしていると考えました。

ー最終的にラティスを選んだ理由を教えてください。

一人の担当者が製造業や建築業のお客様を複数担当することで、力をつけていくことができると感じたからです。
ハウスメーカーのインターンシップを見て、流れ作業で作るものが決まっていく様子から、自分で考えて決めていく仕事ではないのかな、と感じました。ラティスは、提案を自分で考える、業界はこんな風に考えると学んで理解できるといった会社であり、複数案件担当しても自分でバランスを考えて取り組めるのが魅力だと思っています。

ー入社前に想像していた仕事像と、実際の仕事で感じた違いはありますか?

想像はしていましたが、3Dを仕事で利用するためのハードルがやはり高いと感じています。改善することによる効果があるとしても、既存の仕事のやり方を変えたくないという人の気持ちが影響していますね。

具体的にいうと、仕事現場でタブレットを使ってもらおうと提案はしています。でも操作に慣れていない人が多かったり、今までのやり方を変えたくないという思いの強い人が現場にいたりしてなかなか導入が進みません。DX推進のキーパーソンは現場を変えたいという強い思いを持っている人ですが、現場の人が使ってこそのXVL製品なので、現場の協力を得られるかが重要だと強く感じています。

ー入社後、最初に「これは手ごわい」と感じた課題や案件はどんなものでしたか?

お客様が話す言葉がどのような意味で使われているのかを理解するのに苦労しました。

ーこの課題はKさんなりにどんな工夫をして乗り越えましたか?

分からないことを素直に伝えて、教えていただいて乗り越えました。そのために、当たり前のことを当たり前に実施し、信頼関係の構築を心がけました。

ー「当たり前」が難しいかと思いますが、当たり前を実践するために、どんな信念・心構えを持っていますか?

この人にまかせても大丈夫、と思ってもらうために、社内でも社外でも約束を守るようにしています。期限を守る。嘘をつかず誠実に対応する。これを実践しています。

ー「これは自分のアイデアや工夫が形になった」と感じたプロジェクトはありますか?

競合3Dソリューションとコンペになる案件を担当させて頂き、XVLの導入に貢献することができたことです。
これは2年目くらいのときに担当した建機メーカーの導入プロジェクトでした。代理店担当者と先輩と一緒にプレゼン資料を作りました。流れは先輩が作って、わたしは実際にお客様データを使ったXVLでこんな風に組み立て指示が作れますよ、というのを準備し、プレゼンの中での実演を担当しました。

お客様の仕事の流れに合わせたXVL活用を説明した資料やデモデータ作成を実施することで競合に勝つプレゼン実施に貢献できたと感じています。

この2年後にも、別の会社で同じく競合とのコンペのプレゼンを担当しましたが、どちらのプレゼンでもお客様のやりたいことに寄り添った提案をした結果、コンペに勝つことができました。実は、競合ソリューションと機能面に大きな差はありません。これまでのヒアリングや機能改善の積み重ねの結果、製造業の方々の使う感覚にXVL製品がよりマッチしているのだ、という学びもありました。

ーチーム内での役割や、自発的に動いたことで周囲に与えた影響があれば教えてください。

10年目になり同僚や後輩が増えたため、提案時に気付いた注意点や業務の改善ポイントを積極的にグループメンバーに共有するようにしています。
たとえばわたしがPLとして、2年目の社員がメンバーとして動くときに、提案の意図をあらかじめ伝えてデモの準備や提案の一部を作ってもらったり、成果物を分担して作ったりしています。

ー製造業の現場で感じた「技術の価値」や「お客様のリアルな課題」はどんなものでしたか?

新しい機能に加え、軽量にハンドリングできることへの価値が自分達が感じている以上にお客様にとって重要であるのだと気づかされました。

ー問題解決に向けて、どのような視点で考え、どんなアプローチを取りましたか?

聞かれた機能を回答するのではなく、解決したい課題を正しく把握して、その解決に繋がる回答を考えようと意識しています。

ーその結果としてどんな成果や反応が得られましたか?

通常ラティスに相談される事柄は、お客様の中で3Dと関連する課題に限定されていることが多いです。 当然お客様は、3Dと関連しない方法で解決する課題を多く抱えています。 そのような通常「ラティスに相談する課題」に選別される前の色々な課題を相談する相手として、自分を選んで頂けた、という出来事がありました。
いろいろなITベンダーがいる中で相談相手のひとりになれ、信頼を持っていただいていると嬉しく思っています。

ーまだ若手なのにこんなことまで任されるの?と驚いた経験はありますか?

入社5年目くらいに取引先企業の業務委託メンバーとして出向したことです。わたし自身にとっては意外なお話しでしたが、当時ノウハウを学んでいたソリューションを、その企業で活用する機運が起きていて、外からサポートするのではなく、中に入り込んで課題を聞きながら導入していただけるような提案を考えるために業務委託メンバーに選んでいただきました。
これに限らず、ラティスの中で自分が得意とする領域を見つけ、人から評価されることで、新たなチャンスがもらえる環境だと思っています。

ーこれからコンサルタントとして挑戦していきたいテーマはありますか?

一度提案した業務プロセスがお客様社内に根付くために、もっとできることがないかを考えていきたいです。顔のわかるお客様の仕事が改善されていないのは嫌ですし、勝手に使って効果がでるものではないのでこの取り組みは重要だと考えています。しっかりラティス製品を使っていただくことで、お客様の業務に良い効果が出て、お客様の昇進につながったりすれば嬉しいです。

ー同じように「技術で価値を生み出す仕事」に興味がある学生に向けて、伝えたいことはありますか。

就職活動の際には、どんな人ーーこれは入社する会社の中・お客様、どちらも指しますーーと仕事をしていきたいのかを考えて、業界・職種を考えてほしいです。
ラティスのお客様は会社の中で3Dを活用して業務改善していきたいという改善意識があり、新しいテクノロジーに興味があるお客様が多いので、その人達に喜んでもらえるような仕事をこれからもしていきたいと考えています。

2015年中途入社。経理総務をやっているうちに、人に関わる仕事がしたいと思い人事になりました。
2021年生まれの男の子のやんちゃっぷりに手を焼きながら「働きやすい会社」ってなんだろうと考える日々です。

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