4月Lattice Visionary Summitを開催しました。
本サミットは、一般的に言えば、キックオフとか、全社総会と言われるものです。なぜ、このような名前にしたのかを説明した上で、内容や雰囲気をお伝えします。
サミットと言えば、主要国首脳会議。各国首脳が集まり、会議を行うものを想起されると思います。会社の会議に置き換えると、会社の管理職たちが集まって発信するような、なんとなく階層構造、トップダウンの場を想像すると思いますが、本サミットは異なります。
本サミットにおける首脳はサミットに集まる全員。
社内のあらゆるリーダーが集まり、ビジョンを共有する。加えて、そのビジョンを対話を通じて進化・深化・新化させていく場。そして、その共有したビジョンを自分の仕事として持ち帰り、実践に落とし込むアイデアを得る場。少し先の未来には、海外支店のリーダー陣も、製造業の未来を考えるクライアント様やパートナー様も一緒にビジョンを共有できる場にしていけたら良いなという願いも込めて、Lattice Visionary Summitと名付けました。
私たちは、全員がリーダーであり、全員がフォロワーです。
特定のクライアント様に対して、営業段階では、最も要望を理解している営業の方がリーダーとなり、コンサルタントやエンジニアの力を借りながらクライアントに向き合います。その後受注をし、ソフトウェアの導入や開発等が案件化するとコンサルタントがリーダーとして向き合います。エンジニアはそこに案件として入る場合もあれば、その要望を次の製品開発に活かすといった形でリーダーシップを発揮します。
要するに、場面においてリーダーが入れ替わる組織であり、サミットにおいても主体性が求められます。
今年は以下のような内容でした。
・今期の重点テーマプレゼンテーション
前期の振り返りと今期の目標及び戦略と関連について説明
・インサイトセッション
プレゼンのQAを含めた参画者全員によるビジョンの深堀
・個人目標設定
本イベントを含めた目標の仮設定とグループ内での共有
・懇親会
参画者全員で懇親会
特に印象的だったのが、インサイトセッションの中での対話です。
コンサル部門のリーダーから営業部門のリーダーの印象的な言葉紹介しました。あるクライアントとの取引で受注した時に、「お客さんのためになる製品を売れた気がします!」という会話があったというものでした。こういった会議においては売上や利益等、儲けることについ目が行きがちです。しかし、それだけではなく、製造業に関わる人のために私たちの技術があるというミッション「3D技術で世界中の製造業に関わる人を笑顔にする」に立ち返る対話がなされたことはものすごく意義のある時間にしてくれる素晴らしいやりとりでした。
来年の開催に向けて全従業員にアンケートを取りました。その中では、直近入社者の方には特に満足していただきました。また、全体方針共有の場があることや、実地で交流の場があることに対するポジティブな意見もありました。
3Dで世界を変えるため、目的の共有、組織学習や関係性構築の場づくりを今後もしていきたいと思います。