2025年5月18日の金曜日に、東京丸の内にあるJPタワー東京にて、ラティス・テクノロジー(以下:ラティス)主催、製造業DX×3D 2025セミナー(以下:DXセミナー)を開催した。毎年開催している自社プライベートセミナーであるが、XVLを活用した先駆的な取り組みを行っている企業様の事例講演、展示、懇親会と大きく3つのパートで構成されている。
今回はDXセミナーの紹介とともに、社内のメンバーがどのように関わったかをマーケティング担当の視点から少し書いてみたい。
目次
先駆的な取り組みの講演
ラティスでは、XVLパイプラインを基盤とした3つのソリューション、サービスDX、生技DX、3D図面DXを展開している。今回の事例講演は、サービスDXは、ヤンマーパワーテクノロジー株式会社様、生技DXは、川崎車両株式会社様、3D図面DXは、株式会社SUBARU様、MHIさがみハイテック株式会社様にそれぞれご講演いただいた。いずれの講演でも、自社の課題、それに対してどのように取り組み、どのような成果を得ることができたのか、またラティスのソリューションがどのように役立ったのかを真摯にお話しいただいた。
手前味噌ではあるが、毎年これだけの著名な会社様に事例講演をいただけるのは、XVLというラティスの開発した技術の実用性と可能性をお客様が認識いただいているからに他ならないと思い、誇りに感じる瞬間である。
当然ながらセミナーでご講演いただくには、お客様が期待する成果を得ていることが重要である。営業、コンサルタントを中心に社内一丸となり、サポートした結果が講演へと結びついている。自分の担当しているお客様に講演いただくことは、そのお客様が、XVLを用いて変革へと歩を進めている証左であり、営業やコンサルタントにとっては、一つのステータスとなっている。
ソリューションの初お披露目
展示では、サービスDX、生技DX、3D図面DXの展示と共に、自社やパートナーの会社様と開発している新しいソリューションの披露も行った。ソリューションに携わるコンサルタントやエンジニアにとっては、なぜそのソリューションを開発するに至ったのか、どのような効果が見込まれるのかを説明する一方で、お客様からフィードバックをいただき、ソリューションをブラッシュアップしていくための非常に重要な機会となっている。
課題解決のヒントを得る
地方に拠点や、工場があることも多く他社との交流が難しい製造業のお客様にとって非常に重要な時間となっているのは懇親会である。これだけの製造業の会社が集まり、交流できるイベントは他にほとんどなく、情報交換できる稀有な場となっている。自社の抱えている課題に対して、既に取り組まれている会社様と情報交換を行い、次の打ち手のヒントを得たいというモチベーションでセミナーに参加されるお客様も少なくない。ここでも営業やコンサルタントは、お客様同士の橋渡しをする重要な働きを担う。事前にお客様がどのような課題をお持ちになり参加されているか、またどのような会社様がどのような取り組みを行われて成果を上げられているかを把握していることが非常に重要となる。この懇親会での交流によりお客様の取り組みが加速したり、新たなる取り組みがスタートすることも非常に多く、ラティスにとっても非常に重要な場である。
DXセミナーは、ここで紹介した営業や、コンサルタント以外も、多くの社員の下支えにより毎年成り立っている。
なお蛇足ではあるが、今回は4月に配属された新入社員も受付などの対応でセミナーに参加した。入社以来研修を通し学んできたものに対し、講演、展示、懇親会を通してリアルなラティスを知る場となった。セミナー参加の感想を聞くと、それぞれ知識や経験が足りずにこれからの学びを認識するとともに、リアルで接したお客様の役に立てるようがんばりたいということが、それぞれの言葉で語られた。総じてモチベーションを高める場となったことを記して、このブログを締めくくる。